鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉の歴史”行基上人と有馬温泉”

 舒明天皇と孝徳天皇の行幸で有名になった有馬温泉ですが、その後徐々に衰退に向かったようです。これを復興し、現在の有馬温泉の基礎を築いたのが名僧行基上人と言われております。

 行基上人は聖武天皇の信任があつく、主に池と作ったり、溝を掘ったり、橋を架け、お堂を築くことに力を注いだ高僧です。

 行基が大池を掘っていたときに出会った人に、「私は体の中に悪い腫れ物ができ、数年来苦しんでおります。聞いた話ですが、有馬の山の中には温泉があり、病気にたいそう効くそうです。どうか私をそこへ連れて行ってくれませんか。」と懇願されたそうです。哀れに感じた行基上人はその人の願いを叶えるために、有馬に連れて行くことになります。有馬に行く道中、様々な人の願いを叶えてやると、その人は不思議なことに金色輝く御仏の姿となり、有馬温泉を復興するようにと言って雲に乗ってはるかかなたへと飛び去ったという伝説が残っております。

行基は感嘆し、如法経を書写して泉底に埋め、等身大の薬師如来像を作り、お堂を建てて納めたといわれております。これは薬師如来が温泉を復興させ、行基上人に有馬温泉発展の基礎を築かせたとされており、行基上人がここにお堂を立てて以来、約370年間有馬は、国のような賑わいを見せたと伝えられております。

平安時代に入って、各種の文献にも散見されるようになり、多くの文人や天皇、また重臣達が有馬を訪れるようになりました。清少納言も訪れたようで、枕草子のなかで有馬の湯を書いております。つまりこの当時から有馬温泉は天下三大名湯として高い評価を受けていたということが分かります。

平成19年5月14日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】六甲高山植物園“石楠花

【有馬温泉月光園便り】六甲高山植物園“石楠花(しゃくなげ)”が見頃です。

つい先日まで、五月のゴールデンウイークだった気がしますが、もう13日と月も半ばになってしまいました。梅雨の季節ももう目の前ですね。

ただいま、六甲高山植物園では石楠花(しゃくなげ)が見ごろです。
この石楠花は、道路の植え込みなどで良く見かける“つつじ”の仲間なのです。
子供の頃、つつじの花を摘んで蜜を吸ったりしていたのを覚えています。

今回、見頃の石楠花は日本のつつじの仲間で最も豪華な花をつける“ホンシャクナゲ”やかわいらしい花をつける“ヒメシャクナゲ”などです。
他にも、ちいさなスズランのような花を沢山つける“ドウダンツツジ”やスイス三名花の一つに数えられる“ゲンチアナ・アコーリス”(リンドウ科)なども見頃!

黒い花を咲かせる、“クロユリ”など、六甲山と言う高山だから見られる山岳地帯の珍しい花々も沢山咲いています。

六甲高山植物園へは、お車で約40分。
ロープウェイと六甲山上循環バスで約40分となっております。

自然豊かな六甲山で、日頃目にすることの出来ない高山植物を是非ご覧下さいませ。
その他、オルゴールミュージアムなど六甲山には魅力的な施設が沢山ありますよ!

《花言葉》
 ◆石楠花(しゃくなげ)…【威厳】【荘厳】【危険】/5月6日の誕生花

 ◆黒百合(クロユリ)…【恋】【呪い】/8月12日の誕生花《写真上》

 ◆ドウダンツツジ…【節制】【かわいい人】/4月14日の誕生花《写真下》

平成19年5月13日(日)
有馬温泉月光園 幸坂

— 店舗DATA —
六甲高山植物園
TEL:078-891-1247
住所:〒657-0101神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
◆スイス三名花とアルプスの花々フェア開催中。
◆園内に設置されたポイントの花で和歌を詠む「和歌の会」も行っております。

【有馬温泉月光園便り】花言葉“あなたは冷たい人”

今日は、母の日ですね。
母の日と言えば、カーネーションと相場は決まっています。
が、私は、昨年はピンクの“あじさい”今年は真っ白な“あじさい”を贈りました。
母の日の時期に、丁度あじさいの時期が重なること、沢山の色があり綺麗なこと、枯れてしまったら鉢から土に植え替え翌年も楽しめることなどが“あじさい”を選んだ理由です。

私も母も“花言葉”など気にしないのですが、先ほどの高山植物園のブログを書いていて少し気になったので“あじさい”の花言葉も調べてみました。
すると...。

『 あなたは冷たい人 』

と出ておりびっくり。

そういえば、以前当社の奥平があじさいについて書いたページがあり、そこに花言葉が書いてあったのを思い出して見てみました。
すると“強い愛情”など、良い意味もあり安心。

その、本文中で奥平も書いておりましたが、
「あなたは冷たい人」
  と、
「強い愛情」

どう考えても同じ花の“花言葉”とは思えませんね。

あじさいを貰った人は、どう受け止めるべきなのでしょう。

先ほど、ご紹介した“黒百合”においては
「恋」
 と、
「呪い」
でしたね。

これほど正反対の花言葉も恐ろしいですね。
今までにお花を贈った人と、贈られた人の間でトラブルが発生した事が絶対にあると思います。

皆さんもお花を贈る時には注意いたしましょう!

平成19年5月13日(日)
有馬温泉月光園 幸坂

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉の昔話”有馬の三羽烏”

 有馬温泉の歴史は神代のころまで遡ります。今日は有馬の歴史に少しだけ触れて見たいと思っいます。

 はるか昔神代のころ、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)という2神が有馬に降臨されました。そのとき、傷ついた3羽のカラスが水溜りで水浴びをしていたのですが、数日でそのカラスの傷が治ってしまいました。不思議に思って二神がその水溜りを調べたところ、その水溜りは非常に効能の高い温泉だったと言い伝えられております。このお話がありまでは非常に有名な”有馬の三羽烏”です。

 そのため温泉の在り処を教えてくれたこのカラスだけが有馬に住むことを許されたといわれております。また理由は不明ですが、有馬はカラスが非常に少ない地域とも言われております。

 この三羽のカラスと二神は有馬の守護神と崇められ、湯泉神社に祀られております。

 また有馬温泉が世間に知れ渡るようになったのは、第34代舒明天皇(593〜641年)、第36代孝徳天皇(596〜654年)のころで、有馬への行幸がきっかけになったようです。631年9月19日から12月13日までの86日間舒明天皇が有馬温泉に立ち寄り入浴を楽しんだという記述が日本書紀あるそうです。

 そして孝徳天皇も同じく有馬の湯を愛され、大化の改新から2年後の647年10月11日から82日間、様々な部下をお連れになって、滞在されたようです。この時にめでたく皇子を授かったことから、有馬温泉の特産品”有馬人形筆”ができたといわれております。

平成19年5月12日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】手軽に金泉をお楽しみください。”金の湯の足湯”

 阪急バスターミナルの横の細い道を少しあがりますと、金の湯という神戸市経営の公共浴場がございます。その敷地内に無料で開放しております足湯がございます。

 この足湯、金泉をお手軽にお楽しみいただけるとあって、地元の方から観光のお客様まで大人気でございます。造りは4段の階層になっており、それぞれ温度が違いますので、お好みの温度の足湯をお楽しみくださいませ。

 私門口も温泉は大好きです。仕事帰りやお休みの日にこの足湯をたまに利用させていただいております。毎日パソコンの前で仕事をしておりますので、肩こりを起こしてしまいます。金泉は肩こりにも非常に効くようで、入浴後は非常に楽になります。

 また地元の方や観光のお客様とお話できる場所でもありますので、私の大切な交流の場所ともなっております。

 月光園のお客様で足湯をご利用のお客様には、ハンドタオルを無料でお渡ししておりますので、どうぞフロントへお申しくださいませ。月光園から歩いても5分もかからない距離ですので、どうぞご利用くださいませ。

◆先日、幸坂がご案内した“有喜屋”さんはこの足湯の目の前にあるのです。

平成19年5月11日 有馬温泉月光園 門口