「プラド美術館展」を見に兵庫県立美術館へ行ってきました~
有馬温泉 月光園の林でございます。
先日、「プラド美術館展」を見に、
兵庫県立美術館へ・・・
・・・美かえる君がいない!?
何処へ行ってしまったんだ美かえる君…。
そんなワケでいなくなってしまった蛙が気になりつつ、館内へ。
「プラド美術館展」は、スペイン・マドリードのプラド美術館から
巨匠ベラスケスの傑作7点など、16世紀以降のスペイン王家によって収集された
珠玉のコレクション70点が、ここ神戸に集結するという、すんごい美術展のようです。
入り口に今回展示されるベラスケス作品7点が!
短冊形の切り抜きで、上に黒余白というのが最高にカッコいいですね。
さて、ここから先はいつも通り写真撮影禁止なので画像はなし…
と思いきや今回は一味違いますよ!なぜなら…
ミニ図録!1,300円(税込)があるのです!
通常の2,500円くらいする図録を買っても、1回くらいしか見返さないしな~という方!
この半分の値段のミニ図録があれば、感動した作品を気軽に見返すことが出来ますよ!(宣伝)
というわけで図録写真とともに、林が個人的に気になった作品を振り返って行きたいと思います。
≪ジェノヴァ救援≫/アントニオ・デ・ペレーダ
この絵は最高でした。
なんせサイズがタテ約3m X ヨコ約4mと圧倒的に大きく、迫力があります。
なもんで絵から2mくらい離れてやっと全体が見られるのですが、
手前の衛兵の影、並ぶ人々、背景で描かれる戦闘という奥行ある構成がまた最高ですね。
さらに、近づいて見ると描写の細かさに驚かされます。
中央の公爵が着ている甲冑の装飾の細かさなんて必見ですよ!
どれくらいの制作時間をかけて描かれたのか気になります。
≪巨大な男性頭部≫
迫力でいったらこの作品もなかなかでした。
約250cm X 200cmの巨大な濃い顔の男性頭部だけが描かれた謎の作品です。
ミニ図録だと分かりませんが、実物はめちゃくちゃ大きいですからね!
赤い壁にこの絵1枚だけ掛けてあったのですごいインパクトでした。。。
≪洗礼者聖ヨハネの斬首≫/マッシモ・スタンツィオーネ
光と影のコントラストがシーンの劇的さを強調していて、何ともシリアスな緊張感がありました!
図録によると、こういった明暗のコントラストが特徴的な絵画は、17世紀初頭の宗教画などで流行した「テネブリズム」と呼ばれるスタイルのようです。
背景の暗さと、中央のヨハネの影の微妙な濃淡差などが、リアルな空気感を醸し出してて凄いです。
他にもギリシャ神話をモチーフにした作品や
(黒甲冑のペルセウスがハリウッドスターみたいなイケメンでした)
静物画、風景画など盛り沢山な内容で、最初から最後まで感嘆しっぱなしでした。
大きい絵は良いですね!
本展は10月14日(日)までの開催となっております。
美かえる君がいつ戻ってくるのかも気になるところですが
期間中にぜひ兵庫県立美術館まで足をお運びください~♪
それでは~。
平成30年8月7日(火)
月光園 林
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