日本人だからこそ、美味しい日本茶を淹れられるように…
こんにちは!今日も元気に月光園便りを投稿したいと思います。
さて、今日はまた1つ日本人なら誰でも飲んでいるモノのお話をしたいと思います。
『日本茶を美味しく淹れよう』
皆さんは、この身近な日本茶についてどれだけの知識を持っていますか?
例えば紅茶や烏龍茶は、釜炒りや熱風乾燥で発酵を止めますが、江戸時代半ばに京都・宇治で
生まれた日本の煎茶は、発酵する前に蒸して鮮やかな緑色と新鮮な風味を引き出します。
最近人気の高い深蒸し茶は、蒸す時間を長くすることで、とろっと濃厚なうまみを引き出したもの。
茶葉が崩れて見栄えはよくありませんが、誰でも失敗なく淹れられます。
この深蒸し茶に対し、従来の煎茶を浅蒸し茶ということもあります。
それと意外な話ですが、ハーブ好きのドイツの人々は、日本に来ると大抵日本茶党になります。
え、何で!?と理由を聞いてみれば、「発酵」というプロセスによって風味を引き出している紅茶や烏龍茶に対し、
日本茶はハーブとしての「チャ」そのものの風味を味わうものだからだとか。
ビタミンCや茶カテキン等の有効成分もたっぷり生きています。
だからこそ、品種や製茶法による個性の違いも鮮やか。
ツボを押さえて1アイテムずつ味わってみると、知らなかった日本茶の魅力がありありと見えてきますよ♪
さて、そこの貴方
紅茶や中国茶はきちんと淹れているのに、日本茶の淹れ方は何故か大雑把になっていませんか?
日本茶のデリケートな違いを味わう為には、淹れ方の基本をきっちり守りましょう!
慣れているからといっておろそかにせずに、いつものお茶も、改めてぜひルール通りにいれてみましょう。
●日本茶のおいしい淹れ方
【煎茶の淹れ方】
①急須に人数分の茶葉(3.5〜4g)を入れます。
②沸かしたてのお湯をいったん人数分の湯飲みに注ぎ分け、
ひと冷まししてから(70〜75℃)のお湯110ccを急須に注ぎ45秒〜1分蒸らします。
③濃さが均一になるように、湯飲みに注ぎ分けます。
④最後の一滴まで注ぎきると2煎目も美味しく飲めます。
※お茶の旨みを楽しみたい時は低めの温度で、爽やかな渋みと香りを楽しみたい時は高温でさっと淹れてください。
※深蒸し茶や釜炒り茶はちょっと熱め、85〜90℃のお湯でいれても香りが高く美味です。
【玉露の淹れ方】
淹れ方はあまり煎茶と変わりませんが、玉露の旨み成分、テアニンなどを引き出す為に
60〜65℃に冷ましたお湯60ccに対し、茶葉はたっぷり8〜10g!1分半〜2分でじっくり浸出させます。
★玉露の、ちょっと気にかけて!
湯冷ましを使う
沸かしたてのお湯は、いったん湯冷まし(空の急須や広口の茶碗でも可)でゆっくり冷まします。
沸かしたてのお湯は、いったん湯冷まし(空の急須や広口の茶碗でも可)でゆっくり冷まします。
小さめの急須に茶葉をたっぷり
繊細で濃厚な味が楽しめます、中国式の茶壺で淹れても楽しいですよ。
最近では色々なお茶やコーヒーが人気を集める中、
残念な事に日本人ならではの日本茶の味も淹れ方も分からない人が増えています。
だからこそ、たまには家族に正しい淹れ方で日本茶を淹れてあげてみてください!
きっと『美味しい』って、喜んでくださいますよ。
月光園
林
写真提供サイト名:無料ホームページ素材・WEBデザイン – フリー素材屋Hoshino
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