フジバカマが楚々と咲いています。
現在、六甲高山植物園ではフジバカマが見ごろだそうです。
フジバカマといえば、秋の七草。
自然界ではもう秋が始まっているのですね。
小さなピンクの花が集まったように咲くこの花は、
花の色が藤色で、花弁の形が和服の花に似ているからこの名前になったそうです。
だから、漢字で書くと、『藤袴』。
とても粋な色の袴を思いますね。
でも、香りは桜餅に似ているんですって。
粋だけどおいしそう・・・とくれば、やはり和菓子ですね。
桜餅も美味しいですが、練りきりも抹茶に合うので私は個人的に好きです。
平安時代の女性はこのフジバカマの干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗ったそうです。
昔から日本人は綺麗好きで、お風呂の文化も発達していました。
平安時代の女性といえば、その長い髪の美しさを競い、
また、香あわせというそうですが、香りを調合してはその芳しさも楽しみ、競ったといいます。
お香を着物に焚き染めて纏うこともしていたそうですので、
髪も殺菌や手入れだけでなく、気遣ったのかもしれませんね。
六甲高山植物園でぜひ、その美味しそうな香りと、
雅な名にふさわしい楚々とした優しい姿をお楽しみ下さい。
平成19年9月30日(日)
有馬温泉月光園 岡本
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