鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】皆既月食

今日は、約3年ぶりに日本で皆既月食が見られます。

神戸では、月の出、日没共に18:30頃になります。
月が欠け始める「月食」が始まるのが17時50分頃、月が見えなくなる「皆既食」が始まるのが18時50分頃ですので、神戸では約66%欠けた状態での「月の出」ということになりますよね。

皆既食(月が見えない状態)は約1時間程度続きます。

この、皆既月食とは「太陽」-「地球」-「月」の軌道が一直線上に並んだ時に起こります。
太陽の光を地球が遮り、その影の中に月がすっぽり入ってしまい見えなくなってしまう事で起こる現象です。
この為、皆既月食が起こるのは満月の時だけということになります。
実際には、地球の影にすっぽり月が入ってしまうので、月が太陽光を直接浴びることはありませんが全く見えなくなるのではなく赤い月影が残ります。
これは、地球の大気圏を通過した太陽光の内、波長の長い「赤色」が内側に屈折し月をわずかに照らすためです。

小学校の時に「月食」や「日食」のメカニズムを習ったと思いますが、改めて調べてみると非常に面白いですね。

今日の天気予報では神戸は曇りで、降水確率は50%と高くなっております。
関西圏で皆既月食を見るのは難しいかもわかりませんね。

平成19年8月28日(火)
有馬温泉月光園 幸坂

【有馬温泉月光園便り】神戸の眺望

神戸は六甲山系の山並み、海、港、または北区近隣の田園集落など眺望景観があります。気に入ったところや、穴場のスポットを各個人で知っておられる方もいると思います。陸上からの眺めもそうですが、逆に船上からの神戸の眺めもまたいいものです。
主に、六甲ガーデンテラス神戸空港、六甲有馬ロープウェイからの眺め、須磨や舞子の方まで足を伸ばすと明石海峡大橋と須磨海岸の波の音とのマッチングや、新神戸ロープウェイからの眺めも綺麗です。こうしてあげてみるとたくさんのスポットがあります。
先日の月光園便りでもお話しましたが、一人一人の心がけでごみの量を減らしたり、リサイクルにしたりすることで、町並み景観を大事に後々まで美しく残す事ができると思います。

当館でも、そんな眺望の良い場所をご堪能頂くために、六甲山夜景ツアーを組んでおります。20:00月光園を出発し六甲山頂ガーデンテラスまで参ります。天候により、催行を中止させて頂く場合もございます。8/31まで夜景ツアーは行いますので夏休み期間中のお越しのお客様は、是非ご予約お待ち申し上げております。

平成19年8月26日(日)有馬温泉月光園 植田

【有馬温泉月光園便り】ヒゴタイの花


現在、六甲山高山植物園にてヒゴタイというキク科の花が見れるそうです。
植物園によると、野生のものはもう九州の一部にしかないと言う”絶滅危惧種”だとのこと。私はそれを知って、小学生の頃朗読した詩の一部分を思い出しました。

『テコテコ、ハコベ、ヒメジョオン、そんな名前がついてても、呼びかけてくる人は無い』

詩の題名も、その前後の内容も忘れてしまいましたが、グループ内で私の受け持ちだった部分だけは子供心に衝撃的でした。
今ではこうして稀に動植物の絶滅危惧種や温暖化の情報を知ると、環境破壊のせいだと言うことが真っ先に思い浮かぶようになりました。
この日本でどれほどの数の草木や花々が1000年の昔、季節の花を愛で、歌に花を添えて心を託した頃から現代までの間に失われたのでしょう。
そして、私は今日も尚咲き誇るそれらの内のいくつの名を知っており、道に咲くその姿をその名を伴って目に留めているのでしょう。
そう考えると、今でも視点を変えれば休みの日の行動範囲がたとえ自宅から2駅圏内だったとしても、世界はとても広く、綺麗な色に溢れたものなのかもしれないと思います。
小さな花の咲き時が訪れ、それを知ったことからふとあの一文を思い出したのですが、それをきっかけに暑さをものともせず元気に走り回っていた子供時代まで懐かしく思い出されました。

いつまでも当たり前にあり続けることが記憶の鍵となることでもあるのなら、この月光園もお客様に楽しい思い出を作っていただき、そして後にも『あの時、楽しかったね』と言って頂ける場所であり続けたいと思います。

平成19年8月24日(金)
有馬温泉月光園 岡本

【有馬温泉月光園便り】六甲高山植物園のカノコユリが見頃です!


先週はサギソウが見頃ですとお伝えさせて頂きました六甲高山植物園ですが、新たに“カノコユリ”が見頃になりました!
“カノコユリ”の名前の由来は、花びらに鹿の子絞りのような模様があることからきているようです。花言葉は『荘厳』『慈悲深さ』です。
8月10日にもお伝えさせて頂きました六甲高山植物園でございますが、植物は一年の中での時期がございますので、是非今年見逃さない内に一度足を運ばれては如何でしょうか。
せっかくのお出掛け、あいだに一息と、月光園鴻朧館月光園游月山荘へのお立ち寄りをお待ち致しております。ご昼食お日帰りも行っておりますので、お出掛けの際には是非お立ち寄り下さいませ。

H19年8月18日(土)
有馬温泉月光園 池田

【有馬温泉月光園便り】転地効果

先日の【月光園便り】の中で“転地効果”という言葉を使いました。
皆様は、“転地効果”という言葉をご存知でしょうか。
私自身、数年前に「温泉入浴指導員」の講習を受けた時に初めて耳にした言葉です。

この“転地効果”は“転地作用”や“環境効果”などとも呼ばれ、温泉医学では「温泉につかることによる物理的効果」と「温泉効能による効果」とこの「転地効果」の3つを温泉の効果としております。

それでは、この“転地効果”とは何でしょうか。
読んで字の如く、皆様も大体の想像はついてますよね。
それでも、説明させていただくと、

「日常生活からかけ離れた雰囲気より得られる、心身の疲労回復効果」の事です。
主に、山や森などの「緑」が多い場所などが良いとされております。
また、生活圏内より100キロ以上離れた場所が良いとも言われておりますが、1泊でも日帰りでも、近くでも遠くでも、まず出かけることが大事なのです。

実際に湯治療養などで、上記の条件にあった温泉地での入浴、そしてお散歩などを取り入れているところが多いと聞きます。

当、月光園は六甲山系の「落葉山」という美しい山の山間にあり、目の前いっぱいに広がるこの「落葉山」の景色の中でご入浴を行うことができます。
この豊かな自然は月光園の宝物ですね。
皆様も、是非月光園で“転地効果”を得てください!

ちなみに、私は丹後半島など日本海に出かけ、山を見ながら釣りを楽しむのが大好きです。
これが“転地効果”につながっているというのは後で知りました。
今では、これが自分なりのリフレッシュ法となっております。

平成19年8月16日(木)
有馬温泉月光園 幸坂