鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】有馬の赤湯、金泉


有馬温泉の温泉は赤湯、多量の鉄分が混ざった温泉です。
有馬温泉が関西の奥座敷という地位を保っていられるのも、この赤湯のおかげといえます。
実に1000年以上も湧出し続け、有馬温泉が一大温泉地となる原動力となっています。

子供の頃に有馬温泉を初めて訪れた時、有馬川の赤い色が非常に印象的でした。
赤湯をそのまま川に流すと、鉄分が川に残りそれが赤く錆びていきます。
その赤い川の色が温泉地独特の風情を作っていると思います。

この赤湯、別名は金泉とも言われ親しまれています。
ただ現在は、金泉という名称は商標登録されており自由に商品名などに使うことはできません。
有馬といえば金泉という名称を守るための手段と言えますね。

この他にも銀泉という炭酸泉も存在します。
温泉としてだけでなく、かつてはサイダーとしても使われたりしていました(月光園便り 有馬のてっぽう水)。
現在では湧出量が大幅に少なくなりましたが、炭酸泉源などで湧出しています。

有馬温泉という温泉地を創り上げたとも言える金泉、銀泉。
まだ有馬に行ったことのないという方、ぜひぜひ有馬の赤湯を体験してみて下さい。

※写真は赤湯の泉源、天神泉源です。

平成18年10月25日(水) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】兵庫の温泉 〜有馬から城崎


兵庫県は南では瀬戸内海、北は日本海とにまたがる大きな県です。
本州でその両方に面しているのは青森県と山口県、そして兵庫県だけです。

それだけ広いだけに、兵庫には有馬温泉以外にも数々の温泉地があります。
ざっと挙げていくだけでも、
城崎温泉、塩田温泉、洲本温泉、湯村温泉、赤穂温泉、宝塚温泉、須磨温泉
などなど、他にもたくさんの温泉地があります。

これだけたくさんの温泉地があるということはもちろん、ライバルが多いということであると同時に、何か連携を行える相手が近くにたくさんいらっしゃるということにもなります。
そんな中、月光園はゆとりっちグループという西日本を中心とした温泉宿泊施設のグループに参加しています。
他の宿泊施設と連携してイベントなどを行ういい機会となっています。

兵庫県内の温泉地といえば有馬温泉、城崎温泉が特に有名ですが、各温泉地とも様々な特色があって奥が深いです。
たまには有馬以外のお湯にも浸かって、有馬のお湯を見つめなおす旅をしてみたいな、と考えています。

平成18年10月24日(火) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】10月23日霜降(そうこう)


今日は10月23日、二十四節気の霜降(そうこう)にあたります。
露が霜となって降りる頃、というのがこの霜降です。
北海道では、すでに一週間ほど前に霜が降りたようですね。

ただ、ここのところ有馬は朝晩は冷えるものの、まだまだ暖かいです。
有馬では紅葉のピークは例年11月上旬から中旬にかけてなのですが、少しずれ込んでしまうかもしれませんね。
今日の有馬温泉は小雨が降っていますが、あまり寒さを感じることはないです。

霜降の次は11月7日ごろ、立冬になります。
今はまだまだ暖かいですが、これから一気に寒くなると思います。
どうぞ皆さんも、風邪などひかないようにお気を付け下さいませ。

平成18年10月23日(月) 有馬温泉 月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】有馬マニア 有馬記念と有馬頼寧


今日の話題は競馬の最高峰のレース、有馬記念の話題です。

競馬好きの方だと、有馬と聞くと有馬温泉ではなく有馬記念のことを真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。
毎年12月の、いわば競馬のオールスターですよね。
最近話題のディープインパクトも、今年の有馬記念が最後のレースになると見られています。

この有馬記念、東京の中山競馬場の新スタンドの竣工を機に中山グランプリという名前で始まりました。
第1回中山グランプリは1956年の12月に行われたのですが、その翌月にこのレースの提唱者である日本中央競馬会(JRA)理事長の有馬頼寧氏が急逝してしまいます。
そのため第2回より、有馬頼寧氏の功績を称えて有馬記念という名前で開催され、今に至っています。

この有馬頼寧氏、政治家であり、日本中央競馬会第2代理事長であり、プロ野球チームのオーナーでもありました。
そして先日ご紹介した有馬猫騒動の有馬家の末裔にあたります。
つまりはご先祖は有馬温泉にも縁のある方なんですね。

私が子供の頃、祖父が競馬好きでよくテレビの競馬中継を見ていました。
私も一緒にテレビを見ていたとき、有馬記念という名前を聞き、これって有馬温泉に関係があるの?と聞いてみたことがあります。
祖父は、有馬温泉とは関係なくて人の名前だろうと教えてくれたのですが、全く関係ないという訳でもないんですね。

有馬記念といえば今や競馬の中でも最大級のイベントですね。
12月には有馬記念と有馬温泉につながりがある、なんてうんちくを語ってみてはいかがでしょうか。

平成18年10月21日(土) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】ベン・ジョンソンが走ったムービングウォーク


ポートアイランドの市民広場駅から南に、とても長いムービングウォークがあります。
ポートアイランドの1期工事地区と新たに完成した2期工事地区を結ぶために作られたもので、ポートアイランド内を結ぶ新交通、ポートライナーの一時的な代替としての役割もあって作られたようです。

このムービングウォーク、電車の替わりだけあってやたらと長いです。
ここを走ったら楽しいよね、なんて考えてしまうのが人の常だと思うのですが、それをすごいスケールで実現した人達がいました。
かのソウルオリンピック金メダリスト(後に剥奪)、カナダのベン・ジョンソンがこのムービングウォークを走るというもので、人気テレビ番組「トリビアの泉」の中の企画で実現しました。

ベン・ジョンソンほどのアスリート+ムービングウォークの加速。100mの世界記録をはるかに上回るタイムが期待されました。
ところが、結果は10秒台というひどく凡庸なタイムに終わりました。

ムービングウォークだと走りにくいのか、ベン・ジョンソンがピークほどの力がないのか、、、
どちらともつかないままベン・ジョンソンは失意のまますぐに帰国してしまい、神戸で世界記録が生まれるチャンスは無くなってしまいました。

今もムービングウォークは使用されており、昼間は使う人も少なく快適に移動できます。
もちろん危険なため100mダッシュなんて決しておすすめはできませんが、世界記録の夢の跡を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

平成18年10月19日(木) 有馬温泉月光園 奥平