【有馬温泉月光園便り】月光園の美術品 〜四季草花図
月光園では、館内や室内に煌びやかな美術品・装飾品で日常に色彩を添えています。 今日は一点、館内にある美術品を紹介致します。 この写真は、鴻朧館の2Fにある拈華庵というお茶室の入口横を撮影したものです。 琳派は、江戸の政治的権威を背景にした狩野派、住吉派と日常生活に浸透した商業主義によって立つ浮世絵との中間に位置し、上流階級の豊かな教養と洗練されたセンス、そして庶民階級の自由で変化に富んだバイタリティーを併せもった人々で構成されていました。 写真右から春夏秋冬の順に、スミレ、タンポポ、ワラビ、牡丹、桜草、百合、山吹、芍薬、菖蒲、朝顔、オモダカ、撫子、リンドウ、萩、菊、ススキ、フヨウ、女郎花、桔梗…とズラリ、百花繚乱に不可逆的な時の空間を金箔の襖に凝縮させた壮大さ。 当館に御越し頂いた際には、是非ご覧下さいませ。 平成18年9月6日(水) 有馬温泉月光園 福山 |
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