鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】六甲高山植物園の紅葉


〜六甲高山植物園より紅葉のお知らせ〜

六甲高山植物園では紅葉が進んでいます。
園内ではシラキ、シロヤシオやドウダンツツジの紅葉を見ることができます。

有馬の紅葉はまだまだといったところですね。
11月10日前後からいい色になるのではと思っています。

また、六甲高山植物園内では紅葉スタンプラリーが開催されています。
園内の設置されているスタンプを集めてオリジナルのポストカードを作ることができます。
11月12日まで開催されています。

六甲高山植物園ホームページ

六甲高山植物園は11月29日(水)をもって冬季休園となります。
月光園便りでも何度か季節の植物をお知らせしていたのですが、しばらくの間はお休みですね。
開園は来年の3月21日、春の草花のお便りをお届けできるのではと思います。

平成18年10月30日(月) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】ベン・ジョンソンが走ったムービングウォーク


ポートアイランドの市民広場駅から南に、とても長いムービングウォークがあります。
ポートアイランドの1期工事地区と新たに完成した2期工事地区を結ぶために作られたもので、ポートアイランド内を結ぶ新交通、ポートライナーの一時的な代替としての役割もあって作られたようです。

このムービングウォーク、電車の替わりだけあってやたらと長いです。
ここを走ったら楽しいよね、なんて考えてしまうのが人の常だと思うのですが、それをすごいスケールで実現した人達がいました。
かのソウルオリンピック金メダリスト(後に剥奪)、カナダのベン・ジョンソンがこのムービングウォークを走るというもので、人気テレビ番組「トリビアの泉」の中の企画で実現しました。

ベン・ジョンソンほどのアスリート+ムービングウォークの加速。100mの世界記録をはるかに上回るタイムが期待されました。
ところが、結果は10秒台というひどく凡庸なタイムに終わりました。

ムービングウォークだと走りにくいのか、ベン・ジョンソンがピークほどの力がないのか、、、
どちらともつかないままベン・ジョンソンは失意のまますぐに帰国してしまい、神戸で世界記録が生まれるチャンスは無くなってしまいました。

今もムービングウォークは使用されており、昼間は使う人も少なく快適に移動できます。
もちろん危険なため100mダッシュなんて決しておすすめはできませんが、世界記録の夢の跡を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

平成18年10月19日(木) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】六甲山の今週のお花〜リンドウ(竜胆)


六甲山より今週のお花

六甲高山植物園ではただいまリンドウが見ごろです。
釣鐘型の紫色の花が美しく、園芸種としても栽培されています。
リンドウの根っこは漢方薬としても利用されています。
漢字名の竜胆は、飲むと竜の肝のように苦いから、なんて説もあるようですね。
龍胆と書くこともあるようです。

このリンドウ、アフリカを除く世界中に広く分布しています。
ただ日本では、他の植物と同じようにだんだんと数が少なくなっているようです。
秋の花で10月中旬いっぱいが見ごろとなります。

☆森の手づくりリース体験☆

六甲高山植物園では11月26日まで、植物園で採れた材料を使ったリース作り体験ができます。
今年のクリスマスは六甲山で作ったオリジナルのリースで、、といった手づくり体験はいかがでしょうか。

森の手づくりリースのイベント詳細
※現在イベントは終了しております。

平成18年10月16日(月) 有有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】六甲山の今週のお花〜サラシナショウマ(晒菜升麻)


六甲山より今週のお花

六甲高山植物園ではサラシナショウマが見ごろを迎えています。
白く太い花穂が印象的な、美しい花です。

このサラシナショウマ、若菜を茹でて水に晒して食用にしたことからその名がつきました。
花期は9月10月ですが、春ごろに取れる若菜が食用になるようですね。

以前、この月光園便りで同じような名前のレンゲショウマとキレンゲショウマをご紹介しました。
キレンゲショウマは別物ですが、レンゲショウマとは同じキンプゲ科で仲間になります。
ちなみにショウマ(升麻)というのはサラシナショウマの茎を乾燥させた生薬のことを言います。
漢方薬で解熱、発汗、解毒薬として用いられます。

このサラシナショウマ、シベリアを含む東アジア全体に分布しています。
食用になり、なおかつ薬にも用いられる有用な花ですね。
ちなみに花言葉は雰囲気の良い人、暖かい心、と非常に良いイメージですね。

六甲高山植物園ではこの他にも、ヤマトリカブト、ハマギク、ホトトギス(バラ科)が見ごろを迎えています。
秋分の花をご覧に、六甲山にお越しくださいませ。

平成18年9月23日(土) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉から六甲山 ヒダカミセバヤ

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉から六甲山 ヒダカミセバヤ、ヒゴタイ

六甲山より今週のお花
六甲高山植物園ではヒダカミセバヤ、ヒゴタイが見ごろを迎えています。

ヒダカミセバヤ(日高見せばや)ベンケイソウ科<写真上>
日高山脈など北海道に自生する山野草です。
絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。

カタカナで書くとなんだか呪文みたいな名前ですが、「だれに見せばや」つまりは誰かに見せたいという古語がミセバヤという名前の由来になっています。
誰かに見せたくなるぐらいの美しさ、というだけあって美しい紅色が印象的な花ですね。

このヒダカミセバヤの花言葉は大切なあなた、というものがあります。
この花そのものが大切なもの、とも言えますよね。

ヒゴタイ(平江帯)キク科<写真下>
きれいな瑠璃色をした球状の花です。
草原に生える多年草で、氷河期に日本と朝鮮半島が陸続きだったころに日本に渡ってきた大陸系遺存植物です。
そのため、かつては九州を中心に分布し、普通に見ることができたそうです。
しかし今や絶滅危惧IB類、つまりは近い将来に絶滅する危険性が高い種に指定されています。

このヒゴタイという名前、もともとは中国の名前で、「ひんごうたい」と読んだようですね。
漢字名では肥後躰、平行帯とも書くこともあるようです。

六甲高山植物園では9月16日より10月9日まで、絶滅危惧種展が開催されます。
高山植物園内の絶滅危惧植物の紹介やパネル展示、講演会などが行われます。

絶滅危惧種展のご案内はコチラ
※現在は終了しております。

なかなか見れない貴重な花々。
有馬にお越しの際はぜひ六甲山まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

平成18年9月12日(火) 有馬温泉月光園 奥平