鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】神戸震災メモリアルパーク


 平成7年1月17日午前5時46分、兵庫県でとんでもなく大きな地震が起こり、神戸の町が壊滅状態に陥ったことは記憶に新しいと思います。当時私は神戸市西区にある専門学校の学生でした。震災時交通機関の麻痺と学校の被害により休校となったことを明白に覚えております。
 
 神戸港震災メモリアルパークは、神戸港メリケン波止場の一部、震災の教訓を後世に伝えるという目的で、約60メートルを被災したままの姿で残し、神戸港の被災の状況、復興計画、復旧の様子などを写真、年表などで展示しています。

 隣接する神戸海洋博物館では、阪神淡路大震災関連のデータや情報、震災当時の様子を開設するコーナーが設けら、当時神戸港が受けた被害状況やその中で神戸港がどのように役立ったかを展示・解説しています。

平成19年4月23日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】ボウリング発祥の地記念碑


神戸三ノ宮の東遊園地に、ボウリング発祥の地の記念碑があります。とても大きなボールが印象的な記念碑ですね。以前にご紹介したラムネの発明者とも言われるA・C・シム氏の記念碑のすぐそばにあります。

この記念碑は1989年、神戸旧居留地にボウリング設備のあるTHE KOBE CLUBが完成して120年になることを記念して造られました。記念碑にも大きく刻まれているように、1869年に神戸にボウリングが伝来したことになります。

ただ、それに先立つ1861年、長崎に日本初のボウリング場が完成しています。神戸は長崎に次ぐボウリング伝来の地と言えますね。長崎にボウリング場がオープンした6月22日はボウリングの日となっています。

ちなみに有馬温泉内にもボウリング場があり、当館にご宿泊のお客様もご利用になることがあります。

ぽっぷ・ジョイ有馬
TEL:078−904−0900

月光園からぽっぷ・ジョイまでは少し離れていますが、当館マイクロバスにて送迎もできますので、ぜひご利用下さいませ。

平成19年3月24日(土) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】手塚治虫と関西


今日の月光園便りは宝塚ゆかり漫画の神様、手塚治虫の話題です。

手塚治虫は大阪の生まれですが、宝塚育ちで当地に縁の深い方です。少年期に宝塚に引っ越して、そこで宝塚歌劇に触れたことがその作品に大きな影響があったことがよく知られています。先日ご紹介した手塚治虫記念館も宝塚にあり、たくさんの方が訪れています。

手塚治虫は1952年に上京するまで、大阪など関西各地で青年期を過ごしています。その後も宝塚に実家があり、そこで仕事をされたこともあります。

手塚治虫というとその話し方からしても、関西のイメージは強くないですよね。ただ、最後の講演が自身の母校である大阪教育大学付属池田小学校であったり、何かしら関西にまつわるエピソードもたくさんあるようです。先日ご紹介した「アドルフに告ぐ」でも神戸や有馬温泉など、私たちにとって地元が舞台になっているのは嬉しいものです。

先日、手塚治虫に関するドキュメンタリーの中でその最後の講演会の様子が放送されていました。命の大切さを子供たちに向かって真剣に、それこそ本気で語っている姿が非常に印象的でした。手塚治虫本人は後輩の漫画家に強いライバル心を燃やしたり、決して神格化されるような方ではなかったようですね。ただ、命の大切さを訴えたりする姿やその語り口調の柔らかさから、やっぱり漫画界の神様になるのかなとも思います。

手塚作品ゆかりの地を訪ねに関西を歩く、そんな旅もできるのかなと考えています。

平成19年3月19日(月) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】六甲高山植物園 春季オープン


以前、月光園便りで何度もご案内しておりました六甲山高山植物園。現在は冬季休業中なのですが、3月21日より春季オープンとなります。

その春季オープンに先駆けて、明日3月17日に早春プレオープンが行われます。

六甲高山植物園 早春プレオープン
3月17日(土) 10:00〜
大人500円 小人250円
※要予約
※このイベントはすでに終了しております。

春の訪れを感じる六甲高山植物園の春季オープン。月光園の館内の桜もあって、非常に楽しみな季節になってきますね。春休みにはぜひ有馬・六甲へと足をお運びください。

平成19年3月16日(金) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】関西の秘境駅 武田尾駅

関西の秘境駅とも言われる「武田尾駅」に先日行ってきました!

秘境駅、というのも耳慣れない言葉かも知れないですね。
秘境駅という駅の定義としては、

・電車でないとたどり着くのが難しい
・周囲に人家がなく、利用価値が希薄

といった駅のことを指します。以前この月光園便りでご紹介した新有馬駅も秘境駅だったとも言える存在ですね。昔に読んだ「秘境駅に行こう」という本でこの駅のことを知ったのですが、今回ようやく訪れる機会に恵まれました。

武田尾駅はJR福知山線にあります。有馬温泉からだと三田まで神戸電鉄で出て、JRに乗り換えて三田より普通電車で行くことができます。有馬から大阪に行くまでに立ち寄ることができる秘境駅ですね。

武田尾駅に降りてまず気になるのは駅の特殊な形です。渓谷の中にある駅のため駅のホームの半分はトンネルの中に、もう半分は川を渡る橋の上にあります。一般的な電車の駅とは相当違っていて、何とも形容し難いものがありますね。

秘境駅だけあって駅前には確かに何もありません。さらに言うなら無人駅なので駅員さんもいません。ただ武田尾温泉という温泉が近くにあり、歩いて10分ほどで行くことができます。

旅館のあるところまで歩いてみましたが、数件の旅館があるだけです。秘湯という言葉に魅かれる方には向いているのかなと思います。同業者なので「1日何件ぐらいお客さんがあるんだろう」なんて思っていましたが、短時間の内に7〜8組のお客さんらしき方とすれ違ったので、割と繁盛しているのかなとも思います。この武田尾駅、確かに駅前こそ何もありませんが、この温泉がある以上は充分に利用価値があるのではとも思えてきますね。

ちなみにこの武田尾駅、「秘境駅に行こう」の作者のホームページランキングでは143位にランクインしています。しかしつい最近まで、関西にその上を行く秘境駅がありました。それは神戸電鉄の菊水山駅で、さらにランキングは上で39位。関西でもダントツ1番の秘境駅だったのですが、平成17年3月より営業休止になっており、電車は停車しなくなってしまいました。以前ご紹介した新有馬駅も実際のところ同じような経緯を辿った駅といえますね。

気軽に立ち寄れる武田尾駅、ご存じなかった方も、普段電車で通っておられる方も、一度ぶらりと降りてみてはいかがでしょうか。

有馬温泉月光園 奥平