鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

六甲山で遊ぼう!


5月10日から『六甲山3施設共通入園券』が発売されました。

販売期間は5月10日~11月9日まで(8月9日~17日は除く)
六甲山カンツリーハウス』『六甲高山植物園』『ホール・オブ・ホールズ六甲』の3つの施設を楽しめるそうです。
大人券のみの販売ですが、3施設も回れて1人1,500円だそうです!

六甲山カンツリーハウスといえば、もうすぐローズウォークが楽しめますが、この他にも、ゴーカートに魚釣り、パターゴルフなどが楽しめます。私は友人とともにカンツリーハウスのトランポリンをして、飛び跳ねながら転び、止まろうとしてむしろ滑った事があります。上手な子はお友達と手を繋ぎながらや、じゃんけんしながら跳んでいたのですが、私と私に巻き込まれた友人はそれどころではありませんでした・・・大人になってトランポリンをするスリルは中々ハラハラさせられました。

六甲高山植物園は開園している春から秋にかけて、ずっと何がしかの花が咲きそろっている植物園です。今の時期はクリンソウという、サクラソウの仲間が花畑になっているそうです。くっきりとしたピンク色が可愛らしい花がわぁっと広がっている様は、きっととても綺麗でしょうね!私はアルピコラで販売されていた色々な柄の紙ナフキンがお土産にオススメです。

そしてホール・オブ・ホールズ六甲。ジュークボックスといえばレコードを想像する私が、初めてディスクオルゴールのジュークボックスに出会った場所です。一般的に有名なオルゴールといえば、シリンダーオルゴールという筒状のものが回るもの。もしくは紙に穴が開いたもの。大きなレコードのようなディスクにたくさんの音の穴が開いたディスクオルゴール。音色はもちろんその動きにもびっくりし、ワクワクするオルゴールをたくさん見ることができますよ!
今はオルゴール発祥の地スイスのオルゴールを特集して展示されているそうです。
この特別展は6月15日までとなっております。

六甲山といえばもちろん、“山”!ですが、その豊かな木々の間に、元気に遊べるところ、自然の中の色を楽しめるところ、音を楽しめるところと、今回ご紹介いたしましたチケットだけで3種類の楽しみがあります。

ぜひ休日のレジャーにご一考下さいませ。

ホール・オブ・ホールズ

無機質な金属音のはずなのに、なぜか温かみのある音色。
オルゴールの音はそんな不思議な魅力を持っています。
ホール・オブ・ホールズ六甲には、古今東西数多くのオルゴールを始めとした自動演奏機械が展示されています。

古くは中世ヨーロッパの時計塔に備え付けられたカリヨンという装置がオルゴールの原型のようです。
時報の役割を果たしていたそれは、音を鳴らす仕組みはすでにオルゴールとほぼ同じだったようです。
やがてゼンマイが発明されたことで、懐中時計など小型の時計が世に出るようになりました。
それに伴い、カリヨンの仕組みをゼンマイで動かすオルゴールも作られたのです。
オルゴールは時計の進歩とともに発達していったのですね。

形状や大きさもまた様々です。
ポピュラーな箱型のものはもちろん、オルガンのように巨大なものや、オートマタと呼ばれる、音に合わせて動く人形型のものまであります。
ちょっとしたロボットのようですね。
ホール・オブ・ホールズ六甲では、19世紀から20世紀初頭のアンティークや、様々な変わったオルゴールを見ることができます。

館内の展示の他にも、カフェテラスからの景色をゆっくり楽しむこともできます。
よく月光園便りでお伝えしています六甲山高山植物園もすぐ近くにありますので、
ゆるやかな時間を決して退屈せずにお過ごしいただけます。

ゴールデンウィーク期間の5/3~5/5の間は、手回しオルガン演奏とジャグリングのミニイベントを開催中です。
さらに20:00まで営業時間を延長しております。
公式HP内に入館料10%offチケットもございますので、
月光園のGW限定プランと併せてぜひご利用下さいませ。

平成20年4月30日(水)
有馬温泉月光園 松井

ラストサムライの・・・

今日は姫路市にある書写山円教寺のお話です。
先日言ってこられた方にお土産を頂きました。
書写山と書いているようにロープウェーを使って山上に到着すると、
そこから書写山円経寺への道が始まります。

『全部回るなら多分2時間はかかる!』そうです。

そんな山間の円経寺には近年海外から観光にこられる方が増えたそうです。

『京都でもないのに何故姫路であえてお寺なのか』

という疑問を抱かれる方もおられるのではないでしょうか。
かく言う私もそうです。

姫路といったら白鷺城!

近々数十年ぶりの改修工事に入るということですので、その際にはぜひ見学に行かなくては!と思っている姫路城は、白漆喰の壁に鴬張りの廊下が代表的なお城。
日本で始めて世界遺産に認定されたものでもあります。

しかしながら、円教寺に観光の方が増えているとの事。
なぜかしら?と思っていると、

『だって摩尼殿はラストサムライやろ。』

え?!と思い本の写真を見ると・・・確かに!
渡辺さんとクルーズさんと福本さんの登場したあのお寺です。
ラストサムライのロケに使われたことから、実物を見にいらっしゃる方が増えたのかもしれませんね!

ロープウェーの山上駅から摩尼殿までは徒歩で約30分位との事。(もっとも、男性の足並みですので女性にはもっとかかるかもしれませんが)

緑の中をハイキングを兼ねて実際の摩尼殿を見てみるのも、春の行楽に楽しいかもしれませんね!

平成20年4月26日(土)
有馬温泉月光園 岡本

王子動物園

王子動物園は、阪急電車の王子公園駅か、JR神戸線の灘駅から歩いて数分の距離にあります。

私は神戸生まれの神戸育ちですので、幼稚園や小学校の遠足や家族でのおでかけで王子動物園を度々訪れておりました。小学生の頃は、たまたま運良くカバさんのハミガキタイムに出会ったこともあり、思い出がいくつもある動物園です。

ここ数年も毎年のように1度は必ず行っていました。
ぐるりと園内を一周回るとき、いつも象の厩舎は途中で立ち寄りかけて『象さんは最後のお楽しみ』と他の厩舎へ向かうのが私や私の家族の昔から変わらぬコースです。

象の諏訪子さん。運動場とは逆の厩舎の窓の上に名前が書かれていて、ゆったりと鼻を揺らす姿が大好きでした。私も、私の家族も。
ですからテレビでニュースが流れたとき、びっくりしてみんなテレビを見つめました。

パンダやキンシコウが増える前から、ずっと、ずーっと。
諏訪子さんは私達家族が小さな頃から当たり前にそこにいました。
10数年前に太郎さんが居なくなってしまった諏訪子さんが『さびしそうだな』と思ったことも覚えています。

なぜ今年、『もっと暖かくなったら』と言わずに会いに行かなかったのだろう。
そう思って止まず、

“後悔は決して先にはしないもの”

どんな命も、どんな物も、いつもそこにあるという“絶対の保証”は存在しない。
だからこそ愛情や慈しみが存在し、大切にしようという心が生まれるのだと教わった事を思い出しました。

先日王子動物園で諏訪子のお別れ会が開かれていました。
見送られた諏訪子さんは今頃、太郎さんと再会して離れていた10余年間に会った人々のことや世界の事をたくさん話しているかもしれません。
ありがとう諏訪子さん。あなたに出会えてとても楽しかった。
お休みなさい、太郎さんと仲良くね!

平成20年4月21日(月)
有馬温泉月光園 岡本

楠公さんの祈年祭

“楠公さん”といえば、楠木正成公ですね。

延元元年5月25日に、今の湊川神社となった地で殉節された公を偲んで、先日の24日から翌日の26日までの3日間、毎年楠公祭が行われる湊川神社

今日はその湊川神社で、祈年祭でした。
午前11時から始まる祈年祭は五穀豊穣や商工業・産業の発展を祈るお祭で、巫女の方々は神楽舞を舞われるそうです。

湊川神社では色々な祈りの儀式、お祭の時に巫女の方が神楽舞をされるそうです。

さて、この神楽舞・・・実は有名な方が起源であるとされています。
それは誰でしょう?

アメノウズメさんだそうです!

『アメノウズメ』さんといえば、天岩戸に閉じこもってしまった天照大神を外へ誘い出すために踊った方!古事記にも出ていらしてますね♪
日本書紀にも登場されているそうですが、私残念ながらまだそちらは手に取ったことがないため分かりません。

兎にも角にも、天照大神に天岩戸から出てきてもらうために踊ったアメノウズメさんが起源となって、今の神楽があるそうです。
神様に奉げる為の舞。

・・・少なくとも日本の神様って、芸術や芸能がお好きなようですね。

ちなみに、今日、2月17日は有馬と同じ神戸市北区にある神社、
淡河八幡にて、御弓神事が行われました。
神事は10時から。
午前と午後の仕儀があり、三十六人射は午後2時から。
鬼を封じた的を射る儀式だそうです。
神社に鬼が封じられているのも、なんだか不思議な話ですが、安心でもありますね♪

平成20年2月17日(日)
有馬温泉月光園 岡本