鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

コンチェルトで夏の神戸港を満喫!

暑い暑いと感じてはいましたが、ついに気温が30度を超えました。
この時期に30度となると、8月ごろにはどうなっているのか……。
湿度の関係もありますので一概には言えませんが、今年も猛暑となりそうです。

有馬は都市部に比べて少し気温が低いので、暑い夏でもゆっくり涼しくお過ごしいただけます。
温泉で汗を流して浴衣で夜風にあたると、昔ながらの日本の夏を実感できます。
しかし、夏らしく海で潮風にあたりながら過ごすのもまた良いものではないでしょうか。

神戸といえば、やはり有名なのが神戸港。
洋風の町並みで、少し歩けば南京町もあり、世界に通じる港である事を感じさせます。

神戸のシンボルともいえるポートタワーや、特徴的な外観の神戸海洋博物館もここにあります。
ハーバーランドでのショッピングやお食事も楽しみのひとつです。

月光園では、この神戸港から始まるティークルーズとセットになったプランをご用意しております。

有馬温泉でゆっくり身体を癒して、チェックアウトと共にタクシーで神戸の街へ。
ハーバーランド神戸MOSAICから、ミュージック・グルメ船“コンチェルト”で、90分の優雅な船旅をお楽しみ下さい。

船内では、ドリンクフリーのケーキセットまたは香港スイーツセットで優雅なティータイムをどうぞ。
(ご予約の際にいずれかをお選び下さいませ。お一人ずつでの選択が可能です。)

ハーバーランドの発着場までは、タクシーでお送りいたしますので、神戸が初めての方にも安心です。
お車をご利用、またはお好きなルートでハーバーランドへ向かわれるお客様には、
神戸の様々な観光施設でご利用可能な「神戸街遊券」を1,500円分お付けいたします。

六甲山の北に位置する有馬温泉と、瀬戸内海に臨む神戸港。
2つの視点から夏の神戸をとことん堪能してください。
※台風や大波の為、年に数回欠航便がでることがございます。
その際は、24時間前までに運行見合わせのご連絡が当館に入りますので、
チェックインの際にその旨をお伝えし、お一人様2,000円分の“月光園館内利用券”をお渡しいたします。
あしからずご了承下さいませ。

 
平成20年7月13日(日)
有馬温泉月光園 松井

六甲に咲く幻のあじさい

まだ少し湿度は高いものの、もうすっかり夏の気温になってまいりました。
有馬でも七夕前後から日差しが強くなり、今日などはどこからか蝉らしき鳴き声が聞こえてきました。
いよいよ夏の到来を実感できます。

そんな季節ですが、六甲山上などではまだ様々な色のあじさいを見ることができます。
あじさいは日本では元来青色だそうですが、土壌のphや品種によって青、赤、紫、白など様々な
装飾花を付けます。
月光園では月光橋のたもとに赤いあじさいが咲いています。

館内の所々にも同じ色のあじさいが
飾られておりますので、御覧になられたお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日訪れた愛宕山の展望台付近にも、淡い青や白のあじさいが群生していました。

あじさいの品種は多岐に渡り、日本産のものとヨーロッパで改良されたものを合わせると500種近くにも及びます。

そんな中でも特に“幻”とまで呼ばれるあじさいが、六甲高山植物園に咲く“シチダンカ”です。

見た目には一般的なあじさいのイメージとは少し離れた、小さな薄紫色の花が咲きます。
ヤマアジサイの一種ですが、装飾花が4枚からなるヤマアジサイと違い、八重状になっています。
このシチダンカが幻と呼ばれる由縁は、140年以上前にさかのぼります。
あのシーボルトによって発見され、彼の著書で紹介されたものの、その後全く存在が確認されなかったのです。
それが1959年、たまたま六甲山で発見され、栽培されて全国に広まりました。

シチダンカの見頃は一般的なあじさいより少し早めとのこと。
ですが、平地よりも涼しい六甲高山植物園では、まだまだお客様の目を楽しませてくれそうです。

涼しい六甲山をのんびり散策した後は、ぜひ月光園の温泉で疲れを癒してください。
平成20年7月9日(水)
有馬温泉月光園 松井

六甲山情報【ホール・オブ・ホールズ】

月光園は6月3日(火)と6月4日(木)は休館日となっております。
予約係数名以外は全員お休み。
広い館内は非常に静かで、休館日ならではの雰囲気が漂っております。

しかし、今日は朝から非常に天気も良く行楽日和ですよね。
月光園も閉めておくのが勿体無いくらいです。

六甲山も良い気候だと思います。

今日は、六甲山にある【ホール・オブ・ホールズ】というオルゴールミュージアムをご紹介させていただきます。

施設自体は3階建てですが、それほど広いものではございません。
さっと1週するくらいなら15分もかからないと思います。

しかし、この施設の良い所は30分間隔でオルゴールコンサートを行っている所です。
数百年も前に作られたオルゴールは、マイクも使わない生の音色を30人は入るホール中に響かせていました。
1つのオルゴールに24曲も入った精巧な造りのオルゴールもあれば、洋服ダンスよりも大きな大迫力の自動演奏オルガンなどもありました。
約20分程度のコンサートですが非常に心が癒されるものでした。
私が今回聞いたのは、数十並ぶオルゴールの内の一部でしたが、毎回コンサート内容が変わるようです。

2階にあるコンサートホールのすぐ外に可愛らしい喫茶店や、1階にはいろいろなオルゴールが販売されており、数百万円もする高価なものから、キーホルダーにオルゴールが付いた1,000円程度のものまで用意されております。
そして、体験コーナーではオルゴールの組み立て体験も行っており、私も体験いたしました。
内容は、初級は最終段階である櫛の取り付け、中級はその前の工程であるゼンマイの巻き取りからとなっております。
今回、私は中級コースにチャレンジ。
曲目はミスチルの「抱きしめたい」を選びました。
オルゴールを入れるケースもいくつか選べ、私はフォトフレーム付きの物を選びました。
料金はセットで2,300円だったと思います。(入館料は別です)
スタッフの方が丁寧に教えてくれますので、以外に簡単に仕上がりました。
櫛の取り付け位置により音質が硬くなったり、柔らかくなったり、大きくなったり、小さくなったりするようです。
自分の好みの音を奏でる取り付け位置を見つけ、取り付けるのですが1ミリ以下の微妙な調整になり、これは私たち素人には難しいと思います。
私は、とりあえず音が出るところで留めて完成といたしました。

そして、オルゴール館の上手な楽しみ方として、コンサートとコンサートの間に喫茶店やお土産物、体験コーナーなどを挟むと2~3回はコンサートが楽しめます。

このほかにも、自分の好きな曲をオルゴールにすることも出来るのですが、こちらは18弁で36,750円、30弁で84,000円という高価なもの。
これは、オルゴール製作に掛かる費用+楽曲の編曲代金、そしてレコード会社への著作権料なども掛かるからのようです。
自分のために作るのは少し贅沢という気もしますが、プレゼントなどにすると非常に喜ばれるのではないでしょうか。(完成に2ヶ月前後掛かるようですのでプレゼントの際はお早めのご注文が必要ですね)

ただ、オルゴールを売っているオルゴール館ではなく、オルゴールを初めとする様々な自動演奏楽器の展示や実演コンサートが楽しめるちょっとおしゃれな施設ですので、有馬温泉へお越しの際はロープウェイでちょっとお出掛けしてみて下さい。

-施設DATA-
ホール・オブ・ホールズ
〒657-0101
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
TEL:078-891-1284
・営業時間:10時~17時(入館は16時まで)
・休館日:3月14日~8月31日は無休/その他の時期は木曜日(木曜日が祝日の際は開館)+12月31日・1月1日
・入館料:大人1,000円/子供(4才~小学生)500円(団体割引きあり)
・駐車場:普通車1日500円
※団体窓口:078-891-1284

その他、たびたび当月光園便りでご紹介いたしております「六甲高山植物園」とセットでお得な2館共通券などもございます。

平成20年6月4日(水)
有馬温泉月光園 幸坂

六甲山情報【六甲山牧場②】

先日、ご案内いたしました六甲山牧場ですが、バター作り体験を行いましたのでご紹介させていただきます。

結論から言うと、ご家庭でも作れるくらい簡単です。
しかし、そのことを学んだことが、私にとって非常に大きな感動でした。

「こんなに簡単にバターができてしまうなんて!!」

スーパーに行っても陳列台からバターがなくなっている昨今、皆様も是非ご家庭で試してみてはいかがでしょうか。

【バターの作り方】

①口のしっかり閉まる容器を用意。
 大きさは、ペットボトル程度。
 バターを取り出しやすいように口の広いものがいいとおもいます。
 ペットボトルを利用しても、最後に上部をはさみなどでカットするととれると思います。

②生クリーム125ccを容器に入れる。
 生クリームは乳脂肪分45~48%のもの。

③口をしっかり閉めひたすら振り続ける!
 時間にして約10分程度。
 力の強い方は少し早いかも。

 《音の変化に注意!!》
 1.最初は水分が入った容器を振っている感覚。(そのままやん)

 2.しばらくすると、容器の中で生クリームがホイップ状になり音がしなくなる。
   ここで、一度くじけそうになるんですが頑張って振り続けてください!

 3.すると、容器の周りからクリームが剥がれ落ち塊ができてきます。
   「コトッ,コトッ」

 4.もう少し頑張ると、塊から水分が分離します。
   「チャプ♪チャプ♪」

④チャプチャプ音が聞こえたら一度振るのをやめましょう!
 そして、出てきた水分だけを小さなカップ(お猪口程度)にとります。
 おちょこに8分目程度水分が取れればOKだと思います。
 容器のキャップを上手に使い、中の塊がこぼれないようにしましょう。
 水分の出が少ないようでしたら、もう少しだけ振ってみましょう。
 ちなみに、このお猪口に移した水分は出た量の目安に使うだけです。
 大切に残しておかなくて良いです。(飲めるそうですが・・・。)

⑤バターを洗います。(容器の中に残った塊はもうほとんどバターなのです)
 冷水を用意し、カップに半分ほどいれ、10回程度軽く振ります。
 そして、バターが落ちないように上手に冷水を捨てます。

 これを、4回繰り返す。

⑥バターを容器から平らなお皿にのせ、残った水分を出します。
 この時に、お皿を斜めに傾けゴムのへらなどでバターを伸ばしながら押し出します。

⑦最後に塩を少々(ほんのちょっぴり小指の先程度)をバターに混ぜます。

これで完成!

あとは、冷やして固まれば「北海道バター」にも負けないオリジナルバターの出来上がり!
ただし、賞味期限は冷蔵庫で約1週間だそうです。

実際、これを作った翌日から朝のパンに塗って食べてますが本当においしい!

皆様も是非お試しください!!

平成20年6月3日
有馬温泉月光園 幸坂

六甲山情報【六甲山牧場①】

先日、六甲山を堪能してまいりました。
コースは、
六甲山牧場』-『ホールオブホールズ』-『ガーデンテラス』の3箇所。

他にも、『六甲山カンツリーハウス』や『フィールドアスレチック』、『高山植物園』などの施設もございますが、今回は行っておりません。

ちなみに、上記3箇所でAM9:00~PM5:00までの8時間、ほぼ丸1日を堪能いたしました。
そのおかげで、少し日焼け気味となっております。

今日は、その中で六甲山牧場についてご案内させていただきます。

私が六甲山牧場に行ったのは昨日のこと。
日曜日ということもあってか、お客様は非常に多く感じました。

車で出かけたのですが、駐車場は多めに確保されておりますので難なく駐車できました。
道路を挟んで北ゲートと南ゲートに別れており、駐車場も2箇所ございます。
今回、私は「チーズ館」のある南ゲートより入場いたしました。

車でない場合は、ロープウェイとバスの乗り継ぎとなります。
山上バス時刻表はこちら

この牧場は、神戸市が運営する施設でなんと125.8ヘクタールもあります。
東京ドームの面積が4.6ヘクタールなので、約27個分ということになります。

しかし、このうち一般開放されている部分は23.4ヘクタールだそうです。
といっても、かなり広大なことには違いありませんよね。
牧場を1週するのに私の足でも40分以上かかるでしょう。
実際は、羊たちを見ながら1週したので1時間はゆうにかかりました。
アップダウンもあり、普通に考えるとかなりきつい道ですが、羊たちの姿を見ながらのんびり歩くと、気づかない内に歩けてるものです。
しかし、あるいている距離は相当だったと思います。
その証拠に、本日、ふくらはぎはパンパンです。(もう年ですかね)

羊たちの愛らしい姿は必見です!
特に、羊たちとのふれあい広場では、実際にエサをあげたり触ったりでき、お子様たちも大喜びしておられました。

このほか、お子様と羊ペアーによるレースイベントや、牧羊犬による「羊の追い込みショー」もございます。

羊の追い込みショーでは、ニュージーランド・ヘディングドッグという種のグレン君が大活躍。
羊を小さな檻に追い込むのですが、途中橋の上を通らせるという小憎らしい演出もございます。
羊たちもショーに慣れているのか、グレン君が追い込む前に自主的に橋の上に行ってしまったりという、おちゃめな一面もございましたが、こちらはご愛嬌です。

そして、飲食施設もいくつかあります。
チーズ館の2階に本格的なチーズフォンデュのレストランやバーベキューレストラン、軽食のお店も多数ございます。

お土産コーナーでは、各種チーズや牧場牛乳もありお勧め!

そして、絶対にはずせないのが「ソフトクリーム」
牧場の牛乳と、牧場で作ったチーズを使用した、あっさり系のソフトクリーム。
350円と少し高めですが、牧場で作ったオリジナルなので納得。
実際に長蛇の列で売店のおかあさんも大忙し。

また、南駐車場に露天でバーガーを売っていたので食べてみました。
たしか、兵庫県産のステーキバーガー・牛肉ハンバーグ・ラムステーキバーガーなどがあったと思います。
散々、かわいらしい羊たちを見た後で心苦しかったのですが、ここは六甲山。
ラムステーキバーガーを注文してしまいました。
こちらは、通常のバンズではなくフランスパンにサンドしたもので、すいている時はこのパン生地も炭火であぶり、非常に香ばしそう。
しかし、私が並んでいるうちに後ろは長蛇の列。
私が注文するころには、パン生地をあぶっている余裕はなくそのままでした。
でも、お肉は炭火で香ばしく、結構なボリュームでおいしかったです。
こちらのバーガーは各500円でした。

このほかにも、牧場内ではいろいろな体験を行うことができます。
アイスクリーム、バター、チーズを作ったり、羊毛を使ったマスコットを作ったりという体験学習などです。

今回はこの中の『バター作り』を体験いたしました。
バター作りに関しましては、次回にご紹介させていただきます。

というわけでこの牧場では、朝9時から13時までの4時間を過ごしました。

牧場の緑と、羊たちののどかな雰囲気に心が癒されるひと時でした。

平成20年6月2日(月)
有馬温泉月光園 幸坂

-DATA-
神戸市立六甲山牧場
・営業時間:9時~17時(夏季18時まで営業)
・休園日:12月~2月の火曜日(火曜日祝日の場合は順延)その他の月は無休
・入場料:大人500円/中学生まで200円/未就学児無料/団体割引あり

 ※価格は2008年6月現在の価格です。ご利用の前にご確認下さいませ。
・駐車場:約800台/500円(1日)