【月光園の自家泉源掛け流し露天風呂】祠がある理由について
皆様、今日もこんにちは
本日はあいにくの曇り空、天気につられて自分の気分まで下り坂にならないようにしたいですね♪
今回は、月光園の珍しい露天風呂について、お話させて頂きたいと思います。
【月光園の自家泉源掛け流し露天風呂】について、知識を深めて下されば幸いでございます。
※当館の2つの旅館の内、游月山荘側に男女それぞれの掛け流し露天風呂がございます。(写真は【阿福の湯】)
何故、露天風呂に小さな『祠』があるのか。
お泊りになるお客様にも、時々聞かれる疑問点をここでご説明致します。
そもそも、月光園の2つの露天風呂の「名前」、ここにある神社が関わって来ます。
それは『湯泉神社(とうせんじんじゃ)』、この神社は有馬温泉町にある神社です。
「おんせんじんじゃ」と読まれることもあり、温泉神社とも表記されています。
※月光園は、地域の神社とも密接な関係を築いています。
その昔、大己貴命と少彦名命が、
赤い湯に浸かって脚の傷を癒していた三羽の烏(カラス)を見て有馬温泉を発見したという故事より、
この二柱の神を主祭神として拝殿に三羽の鳥を彫刻しています。
そして1191年に始まる仁西による有馬温泉再興の時代より奉られた
副祭神の熊野久須美命とともに「鎮護三神」と呼ばれているのです。
また、この神社は子宝・子授けの神としても有名で、
子宝に恵まれない人は、有馬の湯に浴し、当社で祈願すれば子宝に恵まれると伝えられています。
なかでも、「玉鉾さま」「阿福さま」と呼ばれている子授けのお守りは全国各地より求められています。
これは、平安時代末期につくられた「伊呂波字類抄」という日本最古の辞書にも記載されていますが、
子宝に恵まれない人々が、男形・女形それぞれの形をつくり、夜陰ひそかに神前に献じ、子授けの祈願をしていたことに端を発しています。
※貴重な掛け軸、月に一度「湯泉神社」の宮司様にお越し頂き、お祓いを行って頂いております。日本全国各地にある「子宝の湯」。
勿論月光園の自家泉源掛け流しの湯も、その内に含まれると思われます。
多くのお客様をお出迎えする中、そのような願掛けも込めてご来館する方も少なくはありません。
今だその全ての効能が解明されていない不思議な温泉です・・・。
皆様も、一度有馬温泉に来られたら、この万能の湯に浸かっていって下さいませ!
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