【有馬温泉月光園便り】古代の迎賓館 鴻臚館
今日の月光園便りは鴻朧館(コウロウカン)の名前の由来である古代の迎賓館、鴻臚館(コウロカン)の話題です。
鴻臚館というのは平安時代にあった外国の使節をもてなすための迎賓館でした。
筑紫、難波、平安京の3箇所に置かれ、今は筑紫、現在の福岡の鴻臚館が復元されて見学できるようになっています。
福岡のといえば大宰府が有名ですが、鴻臚館はその北方、旧平和台球場の改修工事により発見されました。
ただ残念ながら2006年現在、他の2つの鴻臚館は未だ発見されていません。
インターネットで検索してみると、その他にも現代のもので鴻臚館という名前の施設がいくつかあることに気づかされます。
近いところでは兵庫県伊丹市の緑ヶ丘公園内にも鴻臚館という施設があり、お茶会などが催されているようです。
この鴻臚館という言葉、もともとは中国の言葉を輸入したものです。
本来の意味は旅をした白鳥が翼を休める館という意味で、お客様をお迎えするという気持ちが込められた言葉ですね。
「鴻」は和語では「おおとり」と読み、コウノトリや鶴などの大きな鳥の総称となっています。
私どもにとっての大切なお客様をお迎えする月光園 鴻朧館。
ぜひ当館まで、翼を休めにお越しくださいませ。
平成18年10月10日(火) 有馬温泉月光園 奥平
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