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【有馬温泉月光園便り】六甲山の地名の由来


今日の月光園便りは六甲山の地名の由来についての話題です。

先日、「タモリのジャポニカロゴス」というテレビ番組で六甲山の地名の起源についてふれられていました。
その中で紹介されていたのは、大阪から見て向こう側にあるから武庫川、そしてその「むこ」という語が六甲という字で当てられ、それがいつしか「ろっこう」と読まれるようになったという説でした。
六甲山を「ろっこうさん」ではなく「むこうやま」と読んでいたんだそうです。

私は六甲山の地名の起源は神功皇后に由来するものだという説しか知らなかったので、少し驚きました。
神功皇后の伝説というのは、神功皇后が朝鮮遠征から帰還する途上、反乱者に襲われたもののそれを捕らえ、その六人の首と兜を埋めたのことから六甲山の名前がついたというものです。
ただ、六甲の字が使われ始めたのが江戸時代ごろと見られるため、この神功皇后の伝説は信憑性が薄いと言えます。

淀川の向こうにある武庫川、武庫荘、六甲山。
確かに言われてみるとああそうか、と納得できるものがありますね。
東京の向島(むこうじま)も、浅草から見て向こう側にある島なので向島だという説も披露されていました。

もう一つの六甲山の地名の由来として、アイヌ語の「ムク」という植物が語源であるという説もあります。
有馬の地名の起源についての話題でもアイヌ語が関わっているという説もありましたし、地名では何かしらアイヌ語が出てくることが多いようですね。
自分自身、こういった知識を集めるのが好きなだけにもっと調べてみたいなと考えています。

平成18年11月11日(土) 有馬温泉月光園 奥平