鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

林渓寺の梅の木


本日、6月6日は芒種(ぼうしゅ)です。
芒とは、お米などのイネ科の植物の果実を包んでいる、籾殻にあたる部分。
芒種はこの芒がある植物の種をまく時期であるとされています。
実際には有馬周辺の地域でも田植えは終わっているようですから、
現在の稲作のカレンダーとは食い違うところがあるのかもしれません。

また、この芒種の時期は梅の実が熟れる頃でもあります。
確かにこのところ野菜売り場などを見ると、梅干や梅酒を漬けるための梅が売っているのを目にします。
そういえば、有馬には善福寺を始めとして数多くの桜の名所がありますが、梅の木にはあまり見覚えがありません。
調べてみると、有名なものとしては林渓寺に樹齢200年を越える梅の木があるそうです。

そこで、早速林渓寺まで行ってみました。
昨日までは神戸は大雨だったのですが、今日は一転して快晴でした。
金の湯から月光園とは逆の方向に登る道、湯本坂を登っていくと、5分ほどで林渓寺にたどり着きます。
保育園と隣接しているのでうっかり見落としそうにありますが、石段を登ると確かに立派なお寺があります。
梅の木は庭や門の前で葉を生茂らせていました。
実も葉に隠れて見つけにくくなっていますが、よく見ると確かに生っています。
この林渓寺は有馬にいくつかある寺社と同じく子授けの寺であるらしく、ここの梅の実を食べると子宝に恵まれるとの言い伝えがあります。
(※決して梅の実を勝手に取ったりはしないようお願いします!)
この梅の木は、3月の終わりごろに赤い八重の花をつけるそうです。
その頃には花の咲いている様子もお届けしたいと思います。

梅雨の語源には、梅の実がなる時期だからという説があります。
旅行は天気の日が望ましいですが、雨の風景を眺めつつ有馬の四季に浸る旅もまた良いものではないでしょうか。

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 ○月光園ホタル情報○
月光橋からも蛍が確認できるようになりました。あまり夜がふけないうちのほうが活発に活動しているようです。
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平成20年6月6日(金)
有馬温泉月光園 松井