7月の会席料理の内容 鴻朧館
有馬温泉 月光園の西城でございます。
さて皆様、7月のおしながきはもうご覧頂けましたでしょうか。
毎月、当館の調理場が工夫を凝らして『季節の京会席』の内容を考えておりますので
楽しみにして頂けると幸いでございます。
それでは、おしながきの一部ではございますが、
2018年7月の会席の内容をより詳しくご紹介をさせて頂きます。
今回は鴻朧館編です。
~鴻朧館~
先附:
鱧湯引き
(関西では夏の味覚として欠かせない味の食材です。旬の鱧を素早く80%くらいに湯で茹でる調理法。)
染め分け豆富(紅白に分けた葛豆富)
無花果
(無花果を火で炙ったもの。いちじくは「無花果」と書きますが、花がないわけではありません。いちじくの中に小さな花をつけるため外からは見えません。半分に切ると赤い粒々が沢山あります。それが花です。辛子を練り込んだ少し辛みのある辛子酢味噌。旬の無花果、脂がのった鱧。器の中で夏を感じて頂ける一品です。)
八寸:
紅鮭赤米すし
(黒米で炊いたすし米を紅鮭で包み、法月の実に見立てた寿司。)
山桃水晶羹
(旬の山桃をシロップ漬けにしたものを、ゼリー液で流し固めたもの。)
海老松前漬
(海老を昆布の旨味を加えた合わせ酢に漬け込んだ料理。北海道の松前地方は昆布の名産地であったので、昆布を用いる料理に松前の名を使う)
鱸けしのみ焼き
(西京味噌をみりんと酒でのばした漬け床に旬の鱸を漬け込んだものを焼いたもの。)
煮物椀:
鮑葛打ち
(鮑に葛粉をまぶして茹でた調理法。)
焼き茄子羽二重蒸し
(羽二重とは絹織物の羽二重にように滑らかで柔らかく仕上げた料理。)
焜炉:
今月は神戸牛のレモン鍋です。
塩ベースのスープ出汁で添えてあるレモンの果汁を入れて頂き、
さっぱりとした味のお鍋に仕上げています。
冷鉢:
蓮根麺
(蓮根麺は小麦粉に蓮根のすり卸したものを練り込んだ麺です。
金目鯛淡々煮(淡々煮とは、素材の旨味を凝縮し、あっさりとした味わいにする炊き方。
冷やし鉢は夏の季節をストレートに表現し、焜炉で暖かい料理の後に出る、よく冷した冷鉢を出すことで涼感を演出した一品です。)
揚物:
鰻金麩羅
(ふっくらと焼き上げた鰻をクチナシで色付けした天婦羅粉をつけて揚げたもの。)
蟹、チーズ東寺巻
(蟹の身とチーズを湯葉で巻き揚げたもの。)
甘唐辛子
(夏が旬の甘唐辛子は一般の唐辛子より辛みが少なく、肉質も柔らかく独特な風味と甘さをもち、とっても油との相性が良いです。)
鴻朧館のご紹介は以上です。
今月も旬の食材を取り入れ、季節を感じて頂ける内容となっております。
今回は先附の無花果が存在感が抜群でした。
丸くて紅い見た目が夏の太陽を連想させるような華やかさとなっています。
【焜炉】はレモン鍋ということで、酸味でお肉を楽しむことが出来る品となっております。
【冷鉢】も夏ならではです。涼しさや爽やかさも表現しておりますので、
是非、目と舌で味わって頂けますと幸いです。
7月のお品書きはこちらから
それでは、次回は游月山荘の会席をご紹介致しますので
また、月光園だよりをご覧頂ければ幸いでございます。
平成30年7月10日(火)
有馬温泉 月光園 西城
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