【紫陽花】有馬温泉の癒しの森、シチダンカ(七段花)が咲きました。
皆様、こんにちは!
最近晴れの日が増えて、もうすぐ夏がやってくる時期となりました。
梅雨の終わりに近づいていますが、ここでちょっとお知らせを致します。
先日お話した紫陽花の花で、
有馬温泉の癒しの森にある『幻の花』と言われている【シチダンカ】が咲きました。
今回はこの花を紹介させて頂きます。
※有馬温泉癒しの森コース、スタート地点にある「炭焼き窯跡」、この傍にシチダンカは植えられています。
ちなみに、何故この紫陽花が【幻の花】として呼ばれているのかというと、次のような逸話があります。
江戸時代末に長崎にまでやって来たシーボルトが、著書「日本植物誌」で紹介して以来、
日本人の誰もがその実物を見た人がなく、”幻のアジサイ”とよばれて長い間探し続けられていました。
ところが、昭和34年(1959年)に六甲ケーブル西側の沿線で、
神戸市立六甲山小学校の職員によって偶然発見されたのです。
それはシーボルトが紹介して以来約130年ぶりになります。
その間、この花は誰の目にもとまらず、幻の花であったわけで、これが「幻の花・シチダンカ」といわれる由来です。
このシチダンカ、ヤマアジサイの一種ですが装飾花が4枚からなるヤマアジサイと違い、八重状になっています。
※シチダンカの群生は、毎年どんどん広がっております。普通の紫陽花とは違った珍しい形です。
シチダンカは、神戸市立森林植物園等で「さし木」されて増やされ、各地で植えられるようになりました。
有馬温泉の癒しの森には、約3000株のシチダンカが植えられています。
毎年徐々にその数を増やしていっているこの紫陽花は、他の紫陽花に比べて少し小さめの愛らしい花です。
薄い紫がかった白色と、小さな星のような整った形、大きな紫陽花とは違った美しさ
そして名前の通りに段になっている花弁は、見ている此方の目を楽しませてくれます。
※ちょっと遠くにあったので、ズームで撮りました。画像が粗いと思われますが
、ご了承くださいませ;
、ご了承くださいませ;
上の写真は、ある程度写真を撮った後、町に戻ろうとした時に見つけたシチダンカの花です。
よく見てみると、それぞれの花の色が違ったので、珍しく思い撮ってきました。
奥の方は通常の色のシチダンカですが、手前側の花は桃色に染まっていました。
紫陽花は土壌のアルミニウムが含まれているかという状況によって、色が変わるらしいのですが
このような姿を見たのは初めてだったので、とても不思議な光景でした。
有馬温泉癒しの森にある、幻の花【シチダンカ(七段花)】
今では多くの人に楽しまれているこの花も、発見されていなければ今も幻のままだった花です。
まだ見た事のない方も多い筈・・・是非、今年の梅雨の最後の思い出に、ご覧になってはいかがでしょうか?
神戸六甲山を代表する、この清楚で気品のある花は今が見頃です!
※有馬温泉癒しの森は、約2時間で回れるぐらいのコースです。
シチダンカが群生している場所は、癒しの森散策コースのスタート地点にあり。
当館月光園から向かう場合、約45分で着く事が出来ます。
ロープウェー駅の裏にある紅葉谷の散策道から行けますが、散策道は舗装されていませんので
歩きやすい服装でいかれるのをお薦めします。(落石等もあるので、天候の悪い時はお気を付け下さいませ。)
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